ペプチド医薬品の最新開発・市場動向について調査結果を発表

2021-01-05  /  プレスリリース

~順調に成長を続けるペプチド医薬品の開発・市場の展望~

調査結果のポイント

  • 経口投与によるペプチド医薬品の製品化や高額なM&Aなどが相次ぐ
  • ペプチド医薬品開発における日本のプレゼンスは高い!
  • ペプチド医薬品(先発品)市場が拡大し、インスリン市場は減少

 ライフサイエンス・メディカル分野のリサーチ・コンサルティングを専門に行う株式会社BBブリッジ(東京都杉並区、代表取締役 番場聖)では、中分子医薬品として近年注目されるペプチド医薬品について、研究開発の最新動向や世界の開発企業の動向、製造技術・製造ビジネスの動向、市場などのビジネス動向や将来展望について調査・分析を行い、その結果を発表しました。調査結果のポイントは以下の通りです。

1.経口投与によるペプチド医薬品の製品化や高額なM&Aなどが相次ぐ

 2017年末から2020年末までのペプチド医薬品業界の主な動きについて、以下にまとめました。世界初となる糖尿病に対する経口投与ペプチド医薬品の上市や、10億米ドルを超えるM&A、新薬の急速な普及拡大や、ジェネリック/バイオシミラーの市場拡大と先発品の売上減少などの動きがありました。

2.ペプチド医薬品開発における日本のプレゼンスは高い!

 現在、世界各国においてペプチド医薬品の開発が進められています。開発中のペプチド医薬品(新薬のみ、インスリンを除く)について、開発企業の所在地域別の比率を以下に記載しました。
 この結果、世界のペプチド医薬品の開発品数において、日本企業は15%を占めていることが分かりました。近年、日本の新薬開発における存在感の低下が指摘されていますが、ペプチド医薬品においては、日本は世界に肩を並べる開発国であるとも考えられます。

3.ペプチド医薬品(先発品)市場が拡大し、インスリン市場は減少

 本レポートでは、ペプチド医薬品関連の市場として、(1)ペプチド医薬品(先発品)、(2)ペプチド医薬品(後発品=ジェネリック/バイオシミラー)、(3)インスリン の3つに区分しています。インスリンをペプチド医薬品と区別している理由は、インスリンは単体で大きな市場を持つためです。
 上記3つの区分の世界市場構成比を2016年と2019年で比較してみると、2016年に比べて2019年はペプチド医薬品(先発品)の割合が大きくなっています。ペプチド医薬品(先発品)の市場は、年率10%前後と順調に成長しています。一方、インスリンは競合となる糖尿病治療薬の登場などにより市場は減少傾向にあり、ペプチド医薬品関連市場における構成比率も減少しています。
 ペプチド医薬品関連市場は、今後、ペプチド医薬品(先発品)とペプチド医薬品(後発品)によって牽引されていくことが予想されます。

 
 なお、本調査は㈱BBブリッジが作成した技術・市場調査レポート「2021年版 世界のペプチド医薬品開発の方向性とビジネス展望(2021年1月5日発刊)」において実施されたものです。詳細についてお知りになりたい方は、当該レポートをご参照ください。

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