2025-04-02 / プレスリリース
【我が国でも活発化するマイクロバイオーム関連ビジネス】BBブリッジ メールマガジン No.15
2015-07-10 / メルマガバックナンバー
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◆BBブリッジ メールマガジン No.15 2015年7月10日◆
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本メールマガジンは業界の最新動向やセミナー/シンポジウムなどの情報、
新規レポートのご紹介などを目的に月2回程度お送りしております。
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BBブリッジでは会社設立第1弾のレポートとしてマイクロバイオームの
医薬品および診断応用に関するレポートを2014年11月に発刊しました。
マイクロバイオームを利用した医薬品/診断技術開発の最新動向と将来展望
マイクロバイオームは腸内細菌などヒトの細菌叢を対象とした研究の
総称です。欧米では2010年以降マイクロバイオーム研究を医薬品開発など
に応用したベンチャー企業が次々と設立されました。日本でもここ1~2年
でマイクロバイオーム関連ベンチャーや事業の設立の動きが活発化してい
ます。今回は日本国内のマイクロバイオーム関連企業の動向について、
いくつかご紹介したいと思います。
(1)株式会社メタジェン
東京工業大学や慶応義塾大学の関係者によって2015年3月に設立された
ベンチャー。メタボローム研究が盛んな鶴岡市に本社があり、次世代
シーケンサーを用いた16S rRNA遺伝子の受託を行う。森下仁丹と腸内細菌
の状態を良好にすることで便通を改善する機能性表示食品の共同研究の
開始を2015年7月に発表。
(2)株式会社サイキンソー
遺伝子解析受託の(株)ジナリスの関係者によって2014年11月に設立された
ベンチャー。「マイキンソー」と呼ばれる健康管理を目的とした腸内細菌
の解析サービスの準備を進めている。個人向けのDTC検査ビジネスであり、
先行している米国uBiomeとビジネスコンセプトは同じである。
(3)TAK-Circulator株式会社
東京大学の技術シーズをベースに2014年1月に設立されたベンチャー。
「MySkin」と呼ぶ肌のマイクロバイオームを受託解析する事業を展開。
解析結果は化粧品の開発などに利用される。
(4)ウンログ株式会社
ヒトの便の形や色を日々の日記として残すことで健康管理に役立てるアプ
リを開発。2013年にウンログ株式会社の前身であるじぶんラボ合同会社が
設立。新規事業として腸内細菌のマイクロバイオーム解析サービスを準備
している。
日本でのマイクロバイオーム関連ビジネスは健康管理・化粧品・機能性
食品などが中心です。本年4月より効能のエビデンスを企業自身で示す
「機能性表示食品」制度が施行され、食品の機能性の表示が容易になりま
した。このような制度改革は腸内細菌改善などを目的とする機能性食品の
開発・販売において追い風になります。
一方で、欧米ではハイリスクハイリターンが期待できる医薬品開発にお
けるマイクロバイオームを活用したベンチャー企業が多数設立され、積極
的に研究開発を進めています。しかし、日本国内でこのようなベンチャー
企業はほとんどない状況です。
日本は古くから腸内細菌の研究が行われており、研究基盤や技術シーズ
は豊富です。マイクロバイオーム創薬を行う日本発ベンチャーの登場が
待たれます。
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【新刊】7月15日発刊予定
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BBブリッジ公式ブログ:http://ameblo.jp/bb-bridge/
【7月1日】 オスロ(ノルウェー)での国際医療技術評価学会への参加
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