mRNA医薬品の最新開発動向について調査結果を発表

2021-05-07  /  プレスリリース

~医薬品業界に大きな影響を与えるmRNA医薬品の開発展望~

調査結果のポイント

  • 2020年末に世界初のmRNA医薬品が上市された!!
  • 治療用mRNAは「がん」および「遺伝性・希少疾患」を対象に開発が進んでいる
  • mRNA医薬品の開発候補品数は大きく増加!!

 ライフサイエンス・メディカル分野のリサーチ・コンサルティングを専門に行う株式会社BBブリッジ(東京都杉並区、代表取締役 番場聖)では、新型コロナウイルスワクチンとして実用化したmRNA医薬品について、研究開発の最新動向や世界の開発企業の動向、製造技術・製造ビジネスの動向、市場などのビジネス動向や将来展望について調査・分析を行い、その結果を発表しました。調査結果のポイントは以下の通りです。

1.2020年末に世界初のmRNA医薬品が上市された!!

 過去3年間におけるmRNA医薬品業界の主な動きについて、以下にまとめました。過去3年間の中での最も大きな動きは、新型コロナウイルスのパンデミック発生、および新型コロナウイルスに対するmRNAワクチンの実用化です。
 2020年の年初から本格的に広がった新型コロナウイルス感染に対し、2020年末には2製品のmRNAワクチンが実用化されました。開発期間は1年以内と驚異的なものでした。当該ワクチンは、世界中で接種が行われています。
 また、これ以外の動きとして、開発企業の上場や大型契約などがあり、mRNA医薬品業界が大きく変動した3年間でした。


2.治療用mRNAは「がん」および「遺伝性・希少疾患」を対象に開発が進んでいる

 mRNA医薬品は、「予防用mRNAワクチン」と「治療用mRNA」に区分することができます。mRNA医薬品の開発対象疾患について、予防用mRNAワクチンは感染症を対象に開発が進められています。一方、治療用mRNAの開発対象疾患は、「がん」が最も多く54%を占めています。次いで多いのが「遺伝性・希少疾患」であり19%を占めています。「がん」はがんワクチン(治療用ワクチン)としての開発が多く、遺伝性・希少疾患では先天性の酵素欠損症などに対する開発が多い状況です。
 「がん」および「遺伝性・希少疾患」は、治療満足度が低い疾患領域であり、多くの製薬企業が開発対象疾患として定めています。今後、多くの製薬企業において、mRNA医薬品を用いた研究開発がさらに広がることが期待されます。

3.mRNA医薬品の開発候補品数は大きく増加!!

 2018年に当社がmRNA医薬品レポートを作成した際の調査対象企業10社について、2018年時点と2021年時点それぞれの開発候補品数(非臨床試験段階以上)を比較しました。
 この結果、治療用mRNAの開発候補品数について、2018年に比べ2021年は約1.6倍に増加しています。一方、予防用mRNAワクチンの開発候補品数については、約3倍に増加しています。予防用ワクチンmRNAワクチンは、新型コロナウイルスに対するワクチンの開発成功などの影響もあり、開発候補品数が急速に増加しています。
 いずれにしてもmRNA医薬品の開発候補品数は、順調に増加していることがわかります(レポート本文では、開発品数の実数を記載しています)。

 
 なお、本調査は㈱BBブリッジが作成した技術・市場調査レポート「2021年版 世界のmRNA医薬品の最新開発動向と今後の方向性(2021年4月30日発刊)」において実施されたものです。詳細についてお知りになりたい方は、当該レポートをご参照ください。

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