再生医療・細胞医薬品の製造技術・ビジネス動向について調査結果を発表

2022-02-24  /  プレスリリース

~CAR-Tなどの製品化により市場が急拡大する細胞製造ビジネス~

調査結果のポイント

  • 新製品の開発やM&Aの増加など、細胞製品の製造業界はさらに活発化
  • 細胞製品のCMO/CDMO市場は、ウイルスベクター製造が約3割強を占める
  • 製造関連製品・サービスの世界市場は、2032年には現在の3倍以上に成長!!

 ライフサイエンス・メディカル分野のリサーチ・コンサルティングを専門に行う株式会社BBブリッジ(東京都杉並区、代表取締役 番場聖)では、CAR-T(キメラ抗原受容体遺伝子改変T細胞療法)に代表される再生医療・細胞医薬品(併せて細胞製品と記載)の製造技術・製造ビジネスについて、研究開発の最新動向や世界の関連企業の動き、CMO/CDMO業界の動向や、製造関連市場の展望について調査・分析を行い、その結果を発表しました。
 調査結果のポイントは以下の通りです。

1.新製品の開発やM&Aの増加など、細胞製品の製造業界はさらに活発化

 再生医療・細胞医薬品の製造関連ビジネスにおいては、近年、業界の動向が活発になっています。当社の前回レポートの発刊時期である2019夏頃から、2022年初めまでの約2.5年間における、細胞製品の製造業界の主な動きを下記に記載しました。
 近年の動向として、例えばCAR-Tは米国で既に5製品が上市され、製造関連市場を拡大させると期待されています。また、大手企業が積極的にM&Aを行い、製造関連製品企業やCMO/CDMOを傘下に入れることが多く行われています。

2.細胞製品のCMO/CDMO市場は、ウイルスベクター製造が約3割強を占める

 細胞製品の開発増加に伴い、CMO/CDMO(受託開発・製造機関)ビジネスにも注目が集まっています。細胞製品のためのCMO/CDMO世界市場は、既に1,000億円を大きく超え、急成長しています。
 CMO/CDMOビジネスは、①細胞製品の開発・製造(ウイルスベクターの製造を除く)と、②細胞製品のためのウイルスベクターの開発・製造、以上の2つに分けることができます。これをCMO/CDMO世界市場(売上高ベース)の構造としてみると、前者が68%、後者が32%と推計されます(下図)。
細胞製品の製造において、ウイルスベクターはCAR-Tなど一部の遺伝子導入を伴う製品で利用されるに留まりますが、CMO/CDMO市場では1/3を占めるなど、大きな位置づけになっています。この背景として、細胞製品の製造は開発企業が自社で行うことも多いですが、ウイルスベクターの製造は多くの開発企業が専門のCMO/CDMOへ外注しています。
 細胞製品のCMO/CDMO業界において、ウイルスベクターの開発・製造に関するビジネスは、今後さらに重要性が増加すると思われます。

3.製造関連製品・サービスの世界市場は、2032年には現在の3倍以上に成長!!

 一般的な医薬品の製造工程と異なり、細胞製品の製造には数多くの高額な消耗品を利用します。このため製造関連製品・サービス※に関するビジネスは、既に巨大市場に成長しています。
 実際に製造関連製品・サービスの世界市場の展望について、2032年には2021年の3倍以上に成長すると予測されます(下図)。細胞製品は前述の通りCAR-Tなどの上市が相次ぎ、今後、細胞製品自体の市場が大きく拡大することは間違いありません。細胞製品自体の市場拡大に伴い、製造関連製品・サービス市場も、順調に拡大することが期待されます。

※ 製造関連製品・サービスの内訳
  細胞分離装置・細胞培養装置、シングルユース製品、培地、生理活性物質、品質関連装置・試薬、サプライチェーン・ロジスティクス

 
 なお、本調査は㈱BBブリッジが作成した技術・市場調査レポート「2022年版 再生医療・細胞医薬品製造技術の最新動向とビジネス展望(2022年2月22日発刊)」において実施されたものです。詳細についてお知りになりたい方は、当該レポートをご参照ください。

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