【転換期を迎えたバイオ医薬品製造技術・ビジネスの方向性】BBブリッジ メールマガジン No.12

2015-05-15  /  メルマガバックナンバー

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◆BBブリッジ メールマガジン No.12  2015年5月15日◆
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 本日はBBブリッジのバイオ医薬品に関するニュースをお知らせします。

【プレスリリース】
1.バイオ医薬品の製造技術・ビジネス展望について調査結果発表
 
2.米国HighTech Business Decisionsと業務提携を発表
 バイオ医薬品分野のカスタムリサーチ・コンサルティングを強化
 
 BBブリッジでは先日バイオ医薬品の製造技術・ビジネス展望に関するレ
ポートを発刊しました。抗体医薬品を中心としたバイオ医薬品の製造技術
は、シングルユース製品の普及や連続培養技術の利用などによって大きく
変わりつつあります。
 例えば培養や精製などで多数の製品を持つ業界最大手のGEでは、製造関
連製品の開発・販売だけでなく製造施設そのものを建設・管理するサービ
スを開始しています。これは「KUBio」と呼ばれる小規模~中規模の簡易型
バイオ医薬品製造施設を設計・建設するもので、2013年よりサービスが開
始されています。製造施設にはモジュール化技術やシングルユース製品を
多用し、建屋にはプレハブ技術などを活用することで施工開始からわずか
14~18ヵ月で抗体医薬品の製造(年間生産キャパシティ100kg以上)を開始
させることができ、増設や移設も容易なように設計されています。
 KUBioは既に新興国のバイオCMOなどに活用され、中国を中心に多数の
企業がKUBioを活用して治験薬製造や受託製造ビジネスを展開しています。
 一方、もう1つの業界大手のMerck Milliporeでは、親会社のドイツMerck
KGaAがSigma-Aldrichの買収を2014年9月に発表しています。Sigmaはバイオ
医薬品製造のための培地大手SAFCと品質試験大手のBioRelianceをグループ
会社として保有しており、MerckとSigmaの合併によりバイオ医薬品製造業
界においてさらに強力な企業が誕生します。

 確実に伸長しているバイオ医薬品の製造市場において、世界における日
本企業のポジションは決して強いものではありません。製造関連製品販売
企業の所属国別の市場シェアを見ると、日本企業のシェアはわずか3%に
留まります(BBブリッジ調べ)。
 高品質の化学製品開発に強い企業が多い日本にとって、シングルユース
製品の普及によって転換期を迎えているバイオ医薬品製造市場には大きな
ビジネスチャンスがあります。一方、大手企業が強い市場にどのように
参入・製品販売を行うか、入念な検討が必要です。
 
 BBブリッジでは多数の製薬企業関係者や製造関連企業関係者へのヒアリ
ング調査/海外への取材等によりバイオ医薬品製造技術やユーザーニーズ、
ビジネス動向を纏めています。ご興味がある方は以下をご参照ください。

【4月30日発刊】バイオ医薬品製造技術の最新動向とビジネス展望
  
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◇BBブリッジ発刊 技術・市場レポートのご案内◇
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(1)バイオ医薬品製造技術の最新動向とビジネス展望
  
(2)予防医療・セルフケア時代の個人向け検査/診断ビジネスの最新動向と将来展望
  
(3)世界の遺伝子医薬品開発の現状と将来展望
  
(4)世界の細胞医薬品開発の現状と将来展望
  
(5)マイクロバイオームを利用した医薬品・診断技術開発の最新動向と将来展望
  

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BBブリッジ公式ブログ:http://ameblo.jp/bb-bridge/
【4月22日】デュッセルドルフ(ドイツ)でのバイオ医薬品製造技術カンファレンスへの参加
    
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