【国内大手製薬企業もCAR-T開発に参入】BBブリッジ メールマガジン No.24

2016-01-14  /  メルマガバックナンバー

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   ◆BBブリッジ メールマガジン No.24  2016年1月14日◆
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 BBブリッジでは次世代がん治療技術として注目されている細胞医薬品の
CAR-T/TCRについて、研究開発やビジネス動向をまとめたレポートを発刊
、調査結果を公表しました。

【技術・市場レポート】
 T細胞遺伝子改変療法(CAR-T/TCR)開発の最新動向と将来展望
 
【プレスリリース】
 T細胞遺伝子改変療法(CAR-T/TCR)の開発について調査結果を発表
 
 2014年以降、欧米のメガファーマがCAR-T/TCR開発に続々と参入してい
ますが、ついに日本の大手製薬企業であるアステラス製薬も開発に参入
したことを先月発表しました。

【アステラス製薬プレスリリース】
 Bellicum社とのがんにおける細胞治療法に関する提携のお知らせ
 
 Bellicum Pharmaceuticalsは細胞に特定のタンパクを発現させることで
細胞内シグナルのコントロールを行う技術を持っており、アステラス製薬
子会社のAgensysが持つ抗体開発技術と組み合わせることで、より優れた
CAR-Tの開発などを目的としています。
 CAR-T/TCRの開発について、特にCAR-Tは既に患者に対する複数の臨床試
験で高い効果を示していることから、早期に上市される可能性があります。
国内外において再生・細胞医薬品に対する期待がありますが、この領域に
おいて最も早くブロックバスター製品となり、大きな市場を形成するのは
CAR-T/TCRである可能性が最も高いと考えられます。

 一方、CAR-T/TCRは患者の血液を加工して製造するため、インフラを含
めた製造工程の開発も非常に重要です。日本国内では再生医療等安全性
確保法の制定に伴う特定細胞加工物製造の許可制度の整備などがあり、
CAR-T/TCRの提供体制も整いつつあるというアドバンテージがあります。
さらに日本では細胞医薬品の品質管理技術や製造技術など開発する企業も
多くあります。
 CAR-T/TCRは国ごとのローカル展開が必要であるため、今後は海外開発
企業と日本企業の導入導出契約も増加することが予想されます。

 CAR-T/TCRの開発上市が医療現場および製薬・再生医療ビジネスにどの
ような影響を与えるか、非常に注目されます。

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     ◇BBブリッジ発刊 技術・市場レポートのご案内◇
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(1)T細胞遺伝子改変療法(CAR-T/TCR)開発の最新動向と将来遠望
  
(2)世界の予防用ワクチン・予防薬開発の最新動向と将来展望
 
(3)医療経済評価を取り入れた医薬品開発の最新動向と今後の方向性

(4)バイオ医薬品製造技術の最新動向とビジネス展望
 
(5)予防医療・セルフケア時代の個人向け検査/診断ビジネスの最新動向と将来展望

(6)世界の遺伝子医薬品開発の現状と将来展望

(7)世界の細胞医薬品開発の現状と将来展望

(8)マイクロバイオームを利用した医薬品・診断技術開発の最新動向と将来展望

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BBブリッジ公式ブログ: 
【11月24日】BostonでのCAR-T療法、TCR療法関連会議への参加

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