【新刊】バイオ医薬品製造、どこで企業間の差が生まれるのか

2026-08-24  /  プレスリリース

~アップストリームの生産性向上から、工程最適化・CDMOの競争戦略まで~

調査結果のポイント

  • アップストリームで企業間の差が生まれる理由と今後の方向性
  • ダウンストリーム・PAT・デジタル化による製造工程の高度化・統合化
  • CDMO市場の二極化と今後の競争戦略

 バイオ医薬品の製造では、アップストリーム、ダウンストリーム、PAT・製造デジタル化、ADC製造技術など、各工程で技術革新が進んでいます。一方、今後の競争力は単一の新技術だけでなく、既存技術を組み合わせ、製造コスト、品質、開発スピード、CDMOへの移管性まで含めて製造全体を最適化することが重要になります。また、製薬企業、CDMO、サプライヤーの事業戦略も変化しています。
 BBブリッジが2026年8月に発刊した本レポートでは、製造企業へのヒアリング、学会・カンファレンスでの情報収集、公開情報・文献調査、市場データの分析を組み合わせ、技術・市場・企業の3つの視点から今後のバイオ医薬品製造を分析しました。製造現場から市場までを横断して捉え、2035年までの市場展望と今後の事業機会を明らかにしています。

1.アップストリームで企業間の差が生まれる理由と今後の方向性

 
 バイオ医薬品の製造では、細胞株、培地、培養条件などの最適化によってTiterや生産性の向上が進んでいます。一方、これらの技術は長年にわたる経験やデータ、ノウハウの蓄積が重要であり、同じ設備を使用しても最適化の度合いによって生産性や製造コストに差が生じます。こうした蓄積が企業間の競争力の差につながるため、アップストリームは製造工程の中でも特に企業間で差が生まれやすい領域といえます。後発企業にとっては、CDMOや外部サプライヤーの技術・ノウハウを活用し、自社に不足する製造技術をどのように補完するかが重要になると考えられます。
 

2.ダウンストリーム・PAT・デジタル化による製造工程の高度化・最適化


 ダウンストリームでは、成熟した精製技術を組み合わせ、連続化・自動化によって工程全体を効率化する方向へ進んでいます。また、PATによるデータ取得に加え、データ統合、AI、デジタルツインなどの活用も進展しています。こうした技術の導入により、個々の装置や精製技術の性能向上だけでなく、工程間の連携やリアルタイムでの監視・制御による生産性、品質、安定性の向上が期待されます。今後は、個別の装置・分析技術の性能だけでなく、複数の技術を組み合わせ、精製工程全体を一つのシステムとして最適化するソリューションの重要性が高まると考えられます。
 

3.CDMO市場の拡大と競争戦略の変化


 バイオ医薬品の外部委託需要の拡大を背景に、CDMO各社では大型製造設備への投資が進む一方、シングルユース技術や特定モダリティへの専門性を強みとする企業も増えています。さらに、ADC、AAV、細胞治療、mRNAなどへの多モダリティ化や、製造拠点の地域分散も進んでおり、CDMO間の競争は単純な製造能力の拡大から、「大型化」「柔軟性」「専門性」「多モダリティ化」を組み合わせた競争へ移行しています。CDMO市場の市場規模・企業別動向に加え、主要CDMOの設備投資・事業展開を分析し、今後の競争構造と市場展望を示します。
 

4.本レポートで明らかにするポイントの例

・アップストリームで企業間の差が生まれるのはなぜか
・灌流培養の利用について、製薬企業とCDMOで大きな差が生じるのはなぜか
・製造工程の競争軸は「個別技術」から「工程全体の最適化」へどう変わるのか
・ADCの製造に特徴的な製品やサービス、現場ニーズは何か
・CDMO市場は「大型化」と「多モダリティ化」の二極化へ向かうのか 
 
 本レポートでは、これらを技術・市場・企業動向の観点から体系的に分析しています。上記図表の結論に至る前提条件や技術的課題に加え、製薬企業、CDMO、サプライヤーの事業戦略や市場形成の背景について、レポート本編にて詳細に分析しています。
 
 
【レポート概要】
・タイトル:2026年版 バイオ医薬品製造技術の最新動向とビジネス展望
・発刊日:2026年8月25日
・ページ数:357ページ
・価格:242,000円(税込)~
 

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