【我が国のマイクロバイオーム研究の方向性】メールマガジン No.5

2015-01-29  /  メルマガバックナンバー

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◆BBブリッジ メールマガジン No.5  2015年1月29日◆
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本メールマガジンでは業界の最新動向やセミナー/シンポジウムなどの情報、
新規レポートのご紹介などを目的に月2回程度お送りしております。

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 前回のメールマガジンではJanssen Pharmaceutical(J&J子会社)と米国
ベンチャーVedanta Biosciencesとのマイクロバイオーム創薬に関する大型
契約についてお伝えしました。今回は日本のマイクロバイオーム研究における
第一人者である東京大学大学院新領域創成科学研究科 服部正平教授にお話を
お伺いできました。お伺いした内容の詳細については文量の関係で当社のブロ
グにまとめましたので、ご興味がある方は以下をご覧ください。

http://ameblo.jp/bb-bridge/entry-11982898174.html

 先生のお話では現在マイクロバイオームに関するアカデミアや企業の関心が
急速に高まっており、共同研究の申し出も多いとのことです。実際に服部先生
のところではマイクロバイオームに関連した寄付講座を準備中で、既に多数の
企業から問い合わせがあるとのことでした。もしご興味がある企業の方は服部
先生に連絡してみては如何でしょうか。

 また、次世代シーケンサーの解析コストの低下に伴いマイクロバイオーム
解析のコストも低下し、16S rRNA遺伝子解析であれば1サンプル1万円程度で
可能であるとのことでした。解析の課題は健常者の便サンプル入手と安定的な
保存・輸送法の確立です。

 我が国において特に進めるべきプロジェクトについて、先生のご意見は大規
模なコホート研究です。これは現在の論文のデータは多くて200~300人程度と
被験者の数が少ない状況があります。被験者を増やしさらに年代別のデータを
蓄積することで、生体内の細菌叢が何歳から形成され、何歳で安定するかなど
のデータを得ることができます。これによりマイクロバイオーム形成に特に重
要な時期を特定することで、子供の成育や健康管理に生かすことができるかも
しれないとのことでした。

当社ではマイクロバイオームを利用した医薬品・診断技術開発に関するレポート
を作成し、調査結果のサマリーを公表しております。
ご興味がある方は以下をご覧ください。

マイクロバイオームが医薬品・検査/診断開発に与えるインパクトについて
調査結果を発表

 

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(2)マイクロバイオームを利用した医薬品・診断技術開発の最新動向と将来展望
  

(3)世界の遺伝子医薬品開発の現状と将来展望
  

(4)世界の細胞医薬品開発の現状と将来展望 

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