【M&Aや事業集約が進むバイオ医薬品CMO業界】BBブリッジ メールマガジン No.37

2017-06-20  /  メルマガバックナンバー

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   ◆BBブリッジ メールマガジン No.37  2017年6月20日◆
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 現在、バイオ医薬品製造技術レポート(7月発刊予定)の作成を進めて
います。その中で今回はバイオCMO(バイオ医薬品受託製造企業)の動向
について記載したいと思います。
 
 抗体医薬品の伸長やバイオシミラーの開発増加によって、バイオCMOの
動きが活発化しています。最近の特に大きな動きとして、バイオ医薬品
製造関連製品の世界大手Thermo Fisher Scientificが、2017年5月にバイ
オCMO大手のPatheonを総額72億米ドルで買収することを発表しています。
この買収によってThermoはバイオ医薬品の製造関連性製品からCMO事業ま
でトータルサービスを提供することができるようになります。
 一方、業界最大手のLonzaも事業改変を進めています。2017年1月には
同社の持つペプチド医薬CMO事業をペプチド医薬CMO大手である
PolyPeptide Groupへ売却、さらに2017年5月にオランダの大手細胞医薬
品受託製造企業であるPharmaCellを買収しています。Lonzaはサービスの
対象をタンパク・抗体医薬品および細胞医薬品に集中させていることが
分かります。

 バイオCMOの中には他社からの製造受託を行わず、バイオシミラーの
開発・製造に特化したビジネスへ転換する企業も出てきています。その
代表がスイスSandoz、韓国Celltrionです。両社とも複数の製品を持ち、
製薬企業と販売提携することでビジネスを伸ばしています。

 また、リアクターなどシングルユース技術の普及に伴ってバイオ医薬
品製造への参入ハードルが下がり、特に中国のバイオCMOの増加が目立
ってきています。中国のあるバイオCMOでは、CMO事業と自社でのバイオ
シミラー開発を並行し、当該バイオシミラー候補品の中国での販売権を
欧州の大手製薬企業に導出するという事例もありました。

 バイオCMOでは欧米や韓国に後れを取っている日本ですが、近年では
M&Aを活用した動きが活発化しています。分裂酵母を用いたバイオCMO
事業を進めている旭硝子では、2016年にドイツBIOMEVA GmbH、デンマー
クのCMC Biologicsを買収しています。また、精製担体などを販売する
JSRではバイオ医薬品向けCHO株の開発受託などを行うスイスSelexis SA
を2017年5月に買収しています。

 このようにバイオCMO業界は、製造関連製品企業やバイオシミラーなど
を巻き込んでM&Aや事業集約が進んでいます。
 今後、バイオ医薬品やバイオシミラーの伸長、シングルユース技術の
普及などに伴い、バイオCMOビジネスがどのような方向性になるのか、
非常に注目されます。

 BBブリッジではバイオCMOを含めたバイオ医薬品の製造技術・ビジネス
に関する最新情報をまとめたレポートを7月に発刊予定です。ご興味があ
る方は以下より目次をご覧ください。

【7月予定】2017年版 バイオ医薬品製造技術の最新動向とビジネス展望

 また、BBブリッジでは細胞医薬品(再生医療)の製造技術・ビジネスに
関するレポートも発刊しています。ご興味がある方は以下より目次をご覧
ください。

【2016年発刊】再生医療・細胞医薬品製造技術の最新動向とビジネス展望
 
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     ◇BBブリッジ発刊 技術・市場レポートのご案内◇
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(1)2017年版 世界の細胞医薬品開発の現状と将来展望

(2)AI(人工知能)を活用した医療・医薬品開発の今後の方向性

(3)再生医療・細胞医薬品製造技術の最新動向とビジネス展望

(4)2016年版 世界の抗体医薬品開発の方向性とビジネス展望

(5)T細胞遺伝子改変療法(CAR-T/TCR)開発の最新動向と将来遠望

(6)世界の予防用ワクチン・予防薬開発の最新動向と将来展望

(7)医療経済評価を取り入れた医薬品開発の最新動向と今後の方向性

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【4月13日】市場拡大が続く抗体医薬品の製品化の動向

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