【医薬品のLCM成功の鍵を握る製剤・投与デバイスの最新動向は 】BBブリッジ メールマガジン No.66

2024-10-29  /  メルマガバックナンバー

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   ◆BBブリッジ メールマガジン No.66  2024年10月29日◆
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 BBブリッジでは、医薬品の価値最大化のための、製剤技術・投与デバイ
スについて、最新の技術開発動向やビジネス動向、各企業の動きなど調査
し、調査レポートとして本日発刊しました。また、調査結果の一部を
プレスリリースとして公表しました。

【技術・市場調査レポート】
 2025年版 次世代製剤技術・投与デバイスを活用した医薬品開発の将来展望

【10月28日 プレスリリース】
 新規製剤や投与デバイスを用いた医薬品開発について調査結果を発表

 医薬品の売上最大化や特許切れ対策のためのLCM(製品ライフサイクル
マネージメント)として、製剤技術・投与デバイスが注目されています。
近年の医薬品LCMの最大の成功例は、経口GLP-1作動薬Rybelsus
(Novo Nordisk)です。Rybelsusは米国Emisphere Technologies(2020年
にNovoが買収)が持つ、吸収エンハンサーを用いたペプチド経口投与技術
「Eligen Technology」を利用し、2019年に米国FDAから承認を得ました。
 先行薬であるNovoのOzempic(皮下注射製剤)に対し、利便性の向上な
どにより売上は急速に拡大、上市後3年でブロックバスターとなり、
2023年度の世界売上高は約27億米ドル(約3,800億円)まで拡大しました。

 一方、注目されていたデジタル製剤は、現場での利用が想定以上に進ん
でいないものもあります。米国ベンチャーProteus Digital Health
が開発した、服用センサーが付属したデジタル錠剤システムについて、
大塚製薬と統合失調症治療薬エビリファイと組み合わせたデジタル錠剤
システムを共同開発し、2017年にAbilify MyCiteとして発売しました。
 しかし、実際にはAbilify MyCiteの売上は低迷し、2020年に
Proteus Digital Health は、米国破産法第11章に基づく自主的な破産
を申請しました。

 このように最先端の製剤技術や投与デバイスを利用しても、必ずしも
医療現場で受け入れられるとは限りません。実際には価格や使い勝手など
医薬品の有効性・安全性とは異なった評価が求められます。
 
 今回発刊した調査レポートでは、新たな製剤技術や投与デバイスを用
いた医薬品開発について、技術開発の最新動向や研究開発のポイント、
関連ビジネスの動向などをまとめました。
 本レポートは、新たな製剤や投与デバイスを取り入れた医薬品開発を
進める方や、製剤技術やデバイス技術をビジネス展開する方には必携の
1冊です。 

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     ◇BBブリッジ発刊 技術・市場レポートのご案内◇
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(1)2025年版 次世代製剤技術・投与デバイスを活用した医薬品開発の将来展望

(2)2024年版 予防医療・セルフケア時代の個人向け検査/診断ビジネスの最新動向と将来展望

(3)2024年版 世界のペプチド医薬品開発の方向性とビジネス展望

(4)2024年版 世界のmRNA医薬品の最新開発動向と今後の方向性

(5)2023年版 バイオ医薬品製造技術の最新動向とビジネス展望

(6)2023年版 世界のタンパク質医薬品開発の方向性とビジネス展望

(7)2023年版 世界の細胞医薬品開発の現状と将来展望
  
(8)2023年版 世界の遺伝子治療・ウイルス療法の現状と将来展望
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