【固形がんでも実用化、自己免疫疾患でも実用化が近いCAR-T/TCR-Tの展望 】BBブリッジ メールマガジン No.67

2024-12-04  /  メルマガバックナンバー

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   ◆BBブリッジ メールマガジン No.67  2024年12月4日◆
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 BBブリッジでは、血液がんの治療として広く利用されるCAR-T、および
固形がんの治療法として期待されるTCR-Tについて、最新の技術開発動向
やビジネス動向、製造技術・製造ビジネスなど調査し、調査レポートとし
て発刊しました。また、調査結果をプレスリリースとして公表しました。

【技術・市場調査レポート】
 2025年版 世界のCAR-T/TCR-T開発の最新動向とビジネス展望

【12月3日 プレスリリース】
 CAR-T/TCR-Tの開発・市場動向について調査結果を発表

 現在、CAR-T/TCR-T開発や実用化が進んでいます。2023年にはYescarta
がCAR-T初のブロックバスターとなり、2024年には固形がんに対する
TCR-TであるTecelraの承認など、開発やビジネスが活発化しています。
 
 従来、CAR-TやTCR-Tは血液がん・固形がんの治療法と考えられていまし
た。しかし、ここ数年で自己免疫疾患(免疫系の脳神経疾患を含む)での
開発が急増しています。
 実際にCAR-Tの開発対象疾患の19%が自己免疫疾患でした。具体的な
対象疾患は、SLE、ループス腎炎、重症筋無力症、多発性硬化症などです。
そして2024年7月には、米国企業が実施した重症筋無力症に対するCAR-Tの
フェーズIIb試験で、主要評価項目を達成しました。自己免疫疾患でCAR-T
利用が広がれば、社会的インパクトは非常に大きいと期待されます。

 また、人件費や製造施設の建設コスト高騰により、CAR-TやTCR-Tの
製造コストも高くなっています。製造コスト改善のためのカギは、
自動製造装置です。
 既にいくつかの海外企業が小型の自動製造装置の開発を進めています。
また、これらの企業の中には、自動製造装置の販売は行わず、自社開発
した装置を用いた受託開発・製造(CDMO)を、主たるビジネスとして展開
を開始しているところもあります。
 このように市場拡大を続けるCAR-T/TCR-Tは、細胞の製造ビジネスに
も大きな影響を与えています。再生医療で先行する日本においても、
大きなビジネスチャンスであると考えられます。

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     ◇BBブリッジ発刊 技術・市場レポートのご案内◇
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(1)2025年版 世界のCAR-T/TCR-T開発の最新動向とビジネス展望

(2)2025年版 次世代製剤技術・投与デバイスを活用した医薬品開発の将来展望

(3)2024年版 予防医療・セルフケア時代の個人向け検査/診断ビジネスの最新動向と将来展望

(4)2024年版 世界のペプチド医薬品開発の方向性とビジネス展望

(5)2024年版 世界のmRNA医薬品の最新開発動向と今後の方向性

(6)2023年版 バイオ医薬品製造技術の最新動向とビジネス展望

(7)2023年版 世界のタンパク質医薬品開発の方向性とビジネス展望

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